企業でも意外と見落とされている二重請求。特に配送料なんかに間違ってかけられてしまうことが多いです。

そもそも配送料って?

当たり前な事ですが、配送料は、荷物を運ぶためにかかる費用ですが、これは、配送業者へ支払うためのものですので、配送業者以外の会社、制作業者の利益には決してなりません。

ちなみに、当事務所の見積もりや請求書にある配送料を含む項目「支出経費」は、基本的に、当事務所の利益ではなく、当事務所から配送業者などの協力事業者さんへお支払いするためのものです。

仕入れの際に生じた配送料を依頼者へ請求する場合

仕入れ①の際に生じた配送料を依頼者③へ請求する場合

ご自身が「制作者」の場合、上記のように、仕入れの際(1)に発生した配送料を依頼者へ請求(3)する場合は、実際にかかった配送料(税込)をそのまま請求すれば問題ありません。

制作者側が「配送料無料」とうたう人もいますが、この場合は、もちろん実際に配送料が0(ゼロ)になるのではなく、誰かが負担することになります。

仕入れとは別に納品時に生じた配送料を依頼者へ請求する場合

仕入れ①とは別に納品③時に生じた配送料を請求する場合

通常は、制作者が依頼者へ商品を納品する際に商品代金と合わせて配送料も依頼者へ請求します。

しかし、ここで間違った計算をしている業者が多いんです。

配送業者の配送料は、基本的に税込価格で表示されています。なので、例えば、配送に1,000円かかる場合は、既に税込の価格ですので、デザイン制作費(税抜)の中で計算する場合は、配送料だけ税込扱いで計算する必要があります。

配送料のみ税込になっているので、計から配送料分を引いた金額に消費税を乗じてから配送料を足した金額が合計になっています。

ディレクションや制作、印刷などの一部経費(税抜)を合算させて、消費税を乗じた金額が最終的な請求額となります。消費税を乗じる際に、既に税込になっている消費税が入っていると二重で消費税を乗じることになります。これが二重請求です。

税込価格になっている配送料も含めた計から消費税を乗じているので、配送料(税込)×税金10%(+100円)となってしまっている。

「全国送料一律」のカラクリ

業者の中には、あえて分かりにくいように「全国送料一律」としている場合も多く、依頼者にとっては分かりやすいので、楽なように感じますが、実際は地域や距離によって配送料は変わるのが常識です。それを全国一律にすると言うことは、ある程度遠方の場合は良いのですが、比較的近場な業者に依頼する場合は、かなり割高な場合が多いです。

「配送料無料」って無料で運んできてくれるの?

「配送料無料」についても、実際に配送には配送料がかかります。配送業者はタダで運んではくれませんから。では、業者が全て負担しているのでしょうか?実際に負担しているところもなくは無いですが、負担すると言うことは、利益が減ることになります。利益を減らしてでも数をこなして全体の利益を増やす戦略であれば問題ありませんが、大概のケースとしては、「配送料」を商品など別の項目に分散させて…つまり隠して、結局は依頼者から徴収しているケースが圧倒的に多いのが現実です。

ぜひ、依頼される際は、あるいは請求される際は、請求書のご確認を。

投稿者について

Color Guard Partner Reeset
代表/富田 學  Marching.Name/Chu-(ちゅう)

デザインとマーチング特にカラーガードのサポートを日々の仕事として活動中。
個人商店から中小企業へ事業におけるデザインアイテムの制作から運用アドバイス。これからデザイン系の仕事に就きたい人たちへのプライベートレッスン。
一般団体や学校内部活動のマーチングバンドへのビジュアルアドバイス、カラーガード専用デザインフラッグArt*Flagの制作・製造、チーム公式グッズの開発、定期演奏会用パンフなどイベントグッズの制作。

1995年/中部カラーガードセクションに入隊。BlueDevils instructor,Madisonscouts instructorに師事。2005年/Winter Guard 倭舞Second term。2006年/Yamato Drum & Bugle Corps YAMATO。2007年/Tokai Visual Arts team FAVORIS,その後デザインマネジメント事務所FAVORIS設立。

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